Aoi JAPAN EXPO LIVE速報!!

Aoi JAPAN EXPO LIVE速報!!

7月2日から5日にかけ、フランスはパリ市郊外にある巨大な見本市会場を舞台に開催された"JAPAN EXPO"。今年で10回目を迎える記念の年に、昨年に引き続き、今年もAoiがライブ・ステージへ登場。通常、2回連続も2年連続出場は有り得ないこと。が、主催者側の熱烈な要望により、"初の連続出場"をAoi側へと打診。Aoiサイドも快諾し、この日の出演と相成った。

　今回で、欧州公演は3回目となるAoi。4日にも彼は、所属メーカーが設置した"SOL BLADEブース"で、握手会を実施。この日は、ブース内で商品を購入した人のみへの告知だったにも関わらず、握手開始の時間となった17時には、ブース前へ長蛇の列が出来ていた。

　ライブ当日となった5日も、14時25分からのステージに合わせ、巨大なライブ空間JE's Live Houseへ、次々と観客たちが詰めかけて、開演直前には7000人もの人で埋めつくされる。訪れる人たちの大半が、ゴシック系ファッションやメイクに身を包んだ女性たち。意外にも男性の姿も多く見かけていたのも特徴的。前方は、熱狂的なヴィジュアル系好きなファンたちが占めていたのはもちろん。後ろのほうにも、アニメや漫画、日本の文化に興味関心を示す人たちが多数足を運び、欧州でも高い人気を誇るAoiの姿を一目見ようと興味関心の視線を這わせていたのも、大きな特徴だ。
　　　　　　　　　　　　　　
　すでにフランスでは人気の土壌を築いているAoiだけに、冒頭を飾った激しくも刹那な表情を持った『MASQUERADE』を奏でた瞬間から、観客たちは熱狂的な声を上げ、思いきり身体を揺さぶり始めていた。フランスのファンたちの大きな特徴が、「どんな楽曲だろうと、とにかく大声を上げ熱狂し続けていく」か、「Aoiの歌に合わせ、一緒に口づさんでゆく」か、「一挙手一投足すべてを見逃すまいと、熱い視線を舞台上に這わせていく」かの3パターン。どのリアクションにしろ、会場へ訪れた誰もが、Aoiに熱い視線を送ってたというのは間違いない。

　この日は、昨年とは違うサポートメンバー、G.KAZUMA(ex.SIAM SHADE)、G.YUKI(ex.Aucifer/DUSTAR-3)、Ｂ.MICHITARO、Dr.牟田昌広(ex.SADS)を従えて、10曲演奏。『SYMDROME』や『frontier』『Absolution』『MAKE YOUR HEAVEN』など、激しく重いウネリを持ったエナジーあふれる楽曲を通し、観客たちの身体を熱狂的に揺さぶっていけば。『VISION』や『EDEN』など抑揚を持った歌物作で、しっかり心を揺らして…と言いたいところだが、どんな楽曲でも、熱狂する人は終始熱狂し続けるし。ジッと熱い視線這わす人は、最初から最後までステージ上を直視し続けていたよう、誰がどうノろうと関係なく、自分なりの楽しみ方をしていたのも、事実。むしろその姿は、欧州のライブでよく見られる大きな特徴だ。
　もちろんAoi自身も、手振りなどいろんなアクションを見せながら、観客たちの熱気あふれる視線を、終始舞台上へ釘付けにしていった。またすべてのMCを、Aoiはフランス語で実施。ひと言しゃべるたびに、黄色い歓声が飛び交っていたのはもちろん。むしろ客席のほうから、「愛してる～!!」「結婚して～!!」という日本語が飛び交っていたくらいだ。

　この確かなライブの手応えは、7月31日・ドイツはボン、8月1日・フランスはパリでのワンマン公演で、さらに大きな花を咲かせていくに違いない。

　ライブ後に、CDを購入した人への特典として行った握手/サイン会も、500人を越す長蛇の列が生まれるほどの盛況ぶり。テーブルに座ったAoiは、ペンを走らせながら、ファンたちと短い時間の中で会話を行っていた。
　また、Aoi写真集も同時に発売されており、そちらにも長蛇の列ができ、入手できなかったファンもいるほどであった。まだヨーロッパのみでしか発売されていない、この貴重な写真集の日本での発売も期待されている。

　最後にテーブルの上へ立ち、F××Kポーズを決め立ち去った姿もまた、ダークな一面も持つAoiらしさ。その姿を見て、興奮の声を上げたファンたちが多数いたことも報告しておこう。

さらにこの日は、現地メディア4誌の取材も実施。渡欧回数を重ねるごと、Aoiへ期待を寄せる人たちの期待の種は、確実に芽吹きながら、大きな花を咲かせようとしている。Aoi自身も積極的に欧州圏へ足を運んでいるよう、海外での人気が、今後どれだけ大きな広がりを見せていくのか、とても楽しみになってきた。


－－セットリスト－－

『MASQUERADE』
『SYMDROME』
『frontier』
『Absolution』
-MC-
『VISION』
『MAKE YOUR HEAVEN』
『New Code』
『EDEN』
『replay』
-MC-
『LUMIERE』