デジタルコンテンツEXPO2010における韓国コンテンツ技術展示のご案内

今回のDC EXPO（10/14～17、日本科学未来館）において、韓国コンテンツ振興院は韓国の先端コンテンツ制作技術とその技術をもとにして制作されたコンテンツを展示致します。

顔認識技術、ロトスコーピング（Rotoscoping）技術、拡張現実及びバーチャルリアリティー技術等、韓国の最新先端コンテンツ技術の様々な可能性に出会うことができます。

携帯電話での拡張現実（Augmented Reality）に関しては、『ゼニタム』や『KIST』が展示に参加致します。とくにモバイル拡張現実の専門企業である『ゼニタム』は、慶應義塾大学や六本木美術館と手を結び、拡張現実サービスのgeozet.comを準備しております。

さらに、一般イメージでの自然特徴点（Natural Feature）を利用し、モバイルで拡張現実を具現化する技術を持っている『ゼニタム』は、自ら開発した「zFT」エンジンを基盤として世界最初のマーカー・レス拡張現実ゲームの「スペースインベーダー（Space InvadAR）」をアンドロイドマーケットで発表しています。
現在、ユーザーが現場で直接登録したイメージをマーカーとして使えるzFT2エンジンを 開発中です。そして、イメージではなく、実際の空間を認識し、モバイル拡張現実を具現化する「D-Track」というエンジンの開発も進めています。

さらに、拡張現実技術を開発する企業の最大の弱点である3Dコンテンツ製作についても 簡単に解決できる4D Cast（動いている物体を3Dモデルとして抽出する技術）など、モバイル拡張現実技術に必要な核心技術の開発も急いでいます。

『KIST』は今回の展示で、拡張現実技術を使い有名な画家の絵画や韓国固有の伝統的遺物などの情報検索ができるサービスをお見せ致します。
その技術は韓国の国立古宮博物館で採択され11月からの常設展示に使われます。

また、認識された２次元のイメージが、モバイル端末でユーザーのタッチで３次元に変換し、写真の中への旅が可能になるサービスも公開致します。これで単純な絵画鑑賞からアニメーションが加えられたリアリティのある絵画の鑑賞が可能になります。

『（株）CG Wave』は仮想現実（Virtual Reality）及びインタラクイティブ（Interactive）コンテンツ製作ツールである「Wave3D」を披露致します。
使いやすいNode Treeシステムで設計されたことを特徴とするWave3D技術を使えば、低廉な製作費用と短時間で良質の3Dインタラクイティブコンテンツの製作ができるようになります。また、HLSLを使った６千個余りのシェーダー・ライブラリ（Shader library）を基盤とし、ゲーム、建築、デジタル・プロトタイピング及び
VRシミュレーションなど、 様々な分野で活用できます。仮想現実と拡張現実の統合されたパッケージがないということからすれば、Wave3D技術の価値は非常に著しいものといえます。

Wave3Dが提供するもう一つのパッケージはDesign Studioです。
Design Studioは、様々な環境で製品デザインを視覚化し、迅速な品評や顧客の欲求を満たせる製品です。製品をデザインするに必要なシェーダー・ライブラリを構築し、まるでスタジオで撮影するかような演出環境を作り出すことができます。

『ビッグアイエンタテインメント』は世界で初めて3D立体ブルーレイ・アニメーション商品や、2D to 3D Convertingソリューションを通じた変換サービスなどを紹介いたします。
3Dブルーレイ（Blu-ray）アニメーション『3D世界名作童話（The World Classic）』と『3Dイングリッシュ・パンパン』では、特許を取った立体レイヤー・アニメーション（Stereoscopic layer animation）が適用されました。
それらのアニメーションは教育の効果が高いことだけではなく、視覚的安定性の面でもその優秀性が広く認められております。
先ずそれぞれ４本ずつが発売されましたが、今後22本を追加製作し3DTV向けの立体コンテンツとして積極的に配給する予定です。
また、2D to 3D変換ソリューションに基づいた変換サービスは、既存の高費用・低効率構造から脱し、変換の交差的・選択的な使用や繰り返し変換を通し、最適の立体効果が具現化されたシーン（Scene）の制作が可能になります。そのため、既存の変換サービスの1/8の費用で、80％以上の変換クオリティが実現できます。

以上の展示技術及びコンテンツに関する詳細。