「アニぱら音楽館」という一つの番組としてキッズステーションを舞台に正式に放送をスタートしたのが2001年2月6日。そう、間もなく「アニぱら音楽館」は放送開始から“満10年”を迎えようとしている。今年3月には、10周年を記念した大きなライブ・イベントも開催。番組でも、「放送10年間を振り返る特集」を2011年2月に放送。我々エキサイトアニメ取材班は、その収録現場にお邪魔してきました。
「アニぱら音楽館」10年間を振り返って…パート・1 --まずは、10周年を迎えた感想からお願いします。 遠藤正明さん(以下 遠藤):10周年…ホント、振り返ってみたらアッと言う間でしたね。「こんなにも速かったのかな」と感じるのも、やっぱり濃密な日々だったからだと思います。今でも、やりたいことはいっぱいあるし、次の10年を目指すとかではなく、いつも通りコツコツとやっていくだけですね。 YOFFYさん(以下YOFFY):サイキックラバーは、01年10月に「アニぱら音楽館」へ初出演。そしてこれがデビューだったんで、この番組での10年間がサイキックラバーの歴史にもなっています。この番組のおかげで、すごくいろんな経験もさせてもらいました。ここまで続けてこれたことには、すごく感謝しています。 IMAJOさん(以下 IMAJO):毎回「アニぱら音楽館」では、いろんなアニソンのセッションを演らせていただくんですけど、毎回、譜面が山のように届くんですよ。それを残し続けていられるのも財産ですよね。本当にこの番組を通して勉強させてもらったことがいっぱいあって、感謝していますし、これからも、コツコツ精進していきます。 --毎回必死に練習してたとか? IMAJO:そうなんです。しかも直近に届いた場合、収録前日に集中して練習なんてこともよく演っていました。おかげで、いろんな状況に対応できるようにもなりました(笑)。 影山ヒロノブさん(以下 影山):IMAJOはいろんな面で磨かれたんじゃない? IMAJO:今でも演奏するときは、毎回いい緊張感がありますからね。 影山:演奏する人も、ゲストで歌う方も、収録日がいきなりリハーサルと本番の日になるんですよね。しかもその歌や演奏が放送として残る。そりゃあ、緊張もしますよね。 IMAJO:毎回が「ガチ」な勝負。歌われる方も、初めてのバンドメンバーとのセッションになるわけですけど、その緊張感が、むしろ良いんだと思っています。 --ELISAさんは、今年からレギュラーメンバーになりました。 ELISAさん(以下 ELISA):ゲストとして出させていただいたときに、「なんてみなさん面白い方々なんだろう」と思って。それがまさか、レギュラーにまでなれるなんて。。。わたし、それまでセッションとかぜんぜん経験したことなかったんですけど、IMAJOさんもお話しされたように、「1回限りのセッション」だからこそ、そこに力を込める意味合いを、今は楽しく感じています。しかも、みなさんに支えていただいているので。ELISAらしくいられるこの番組が、大好きです。 --先日のゲストの南里侑香さんがELISAさんにアドバイスをもらって落ち着いたとおっしゃっていたそうですよ。 ELISA:えっ、本当ですか?セッションはそういう雰囲気を楽しめたりもするのがいいですよね。トークも、とにかく楽しくって。みなさん、優しく返してくれるので(笑)。これからわたしも、みなさんのように“10年間の思い出”を作れたら、最高に幸せだと思います。 「アニぱら音楽館」10年間を振り返って…パート・2 影山:10年間ってすごいと思うんですよね。なかなか10年続くものって、世の中に有りそうで無いじゃないですか。まず、続いたことが良かったなと思いますし、最初の頃の規模から比べると、番組自体もすごく大きくなってきてます。収録スタイルだって、最初は遠藤と俺しかいなかったし、バンドもない状態から始まったわけですから。それが今のようにライブ形式になって。収録場所もけっこう変わってきましたね。最初が下北沢のライブハウスで今は5ヶ所目になります。最初の頃、公開収録ライブのとき、警備用にガードマンを雇ったのはいいけど、ガードマンがやることがなかったという(笑)。 遠藤:ガードマンが、収録中ちょっとノッてましたからね(笑)。 影山:そういう規模から始まって、いつしか渋谷公会堂(現・渋谷C.C.Lemon Hall)とか、いろんなところで大きなイベントを演れるまでになったり。この10年の中、いろんなことをやりながら、(番組も出演者たちも)一緒に進化できたのが良かったんじゃないかなと思います。 --影山さんは毎年「新しいことはないか?」と探してましたもんね。 影山:そうなんです。なんかパターン化するのが嫌なんです。「勝ちパターンが出来たとき」というのは、「マンネリになってる」ということなんですよ。やっぱり、番組が落ち着いてきたなと感じたら、「まだやったことのないことをやりたい」と提案しては、いろんなことをやり続けてきた。そのネタを探すのも、けっこう大変なんだけど(笑)。 --同時にこの番組は、アニソンの歴史も10年間観続けてきました。 影山:そうですね。アニソンが世の中でどんどん市民権を勝ち得ていったのが、ここ5年くらいのことだと思うんですけど、それに先駆け、こういう番組を作ってこれたことが本当に良かったと思います。ゲストも新しい人がどんどん来てくれるので、すごく刺激にもなりますしね。「カラオケをバックに歌ったことはあるけど、生のバンドで歌ったのは初めてです」と不安がりながら、帰り際には「生のバンドで歌うって気持ちいいですね」と言って帰る人たちも結構いましたね。 遠藤:みんな、意外と生で歌う機会ってないんだなと思いましたね。 影山:あと、けっこう仕事で地方も飛びまわるんですけど、ファンも、関係者たちも「アニぱら音楽館」のことをよく知っていて、あらためて「番組自体が浸透しているんだな」とも感じてます。 アニソン界の「虎の穴」?! --番組では昔、小芝居もやってましたよね。 影山:遠藤がムチャ振りされることが多かったですね。ずっとコントやってたときもあったし。 遠藤:歌だったらいいんですけど、自分のジャンルじゃないことを求められてもね。。。でも「NO」とは言いたくないので、朝からずっとコントばっかり練習していたこともありました。だけど、自分が書いた本なら滑ってもいいんですけど、明らかに負け戦のときもあったんですよ。 影山:台本をもらったときから負け戦(笑)。 遠藤:そう。それを読むたびに、「なんで俺は死に目に合わなきゃいけないんだ」と(笑)。そういう気分でやってたときもありました。そこで逆に、「音楽って僕に合ってるんだな。歌って楽しいんだな」とも実感してましたけどね。 影山:なんで、コントコーナーなくなったのかな? 遠藤:面白くないからですよ。もしやるんであれば、ちゃんとした台本がなければ、僕はやらないです(笑)。 --遠藤さん、突っ込み上手いですよ。 遠藤:それは鍛えられたんですよ。あと、みんな知ってる仲なので、突っ込みやすいというか。 --和気あいあいとしたアットホームさにゲストのみなさんも安心するんでしょうね。 影山:ゲストの中には、すごく緊張してくる若い子とかいるけど、ガチガチのまま帰したら可哀相だなと思って、なるべくその子のいいところが出るようにと。そういう雰囲気作りは、毎回みんなで作ってますね。だって、ELISAもゲストで来たとき、超楽しかったんだろ? ELISA:超楽しかったです!「アニぱら音楽館」のレギュラーになっての第一回目の収録が終わった日なんかとくに、「次の収録いつだろう?」とワクワクしながら帰ってましたもん。 遠藤:そう言ってもらえるのが嬉しいよね。 YOFFY:僕はこの番組、アニソン界の「虎の穴」だと思ってます。いろんな面で鍛えられるんで。 影山:今って、みんなおっきなイベントになるとコラボレートとか演りたがるけど、ここは、昔からやってるからね。 ELISA:スタッフさんにも、「セッションを演るようになったら、どんどん歌が上手くなるよ」と言われて、実際、本当にその通りで。合わせる楽しさは、確実に身についたのは自分でもわかります。 番組10周年を記念したイベントの開催が決定 --番組10周年を記念したイベント・ライブの開催も決定しました。 影山:まず今回の目玉は、僕たちレギュラーメンバーがダンスユニットとしてステージに立ちます。 --ダンスユニット…ですか? 影山:今、日本のトップアーティストってEXILEじゃないですか。そういうスタイルの音楽が世の中ではすごくブームなんですね。グループで歌い踊るという意味では、韓流系もそう。でも俺たち、そういうのとは全然縁のない感じでアニソンを作ってるじゃないですか。ならばこの番組の中で、そういう今流行りのスタイルへ挑戦するのも面白いかなと思ってて。 遠藤:要は、モテたいんです(笑)。 影山:踊りながら爽やかな曲を歌う! 遠藤:うちらが爽やかな曲を歌うんです。モテたいんです!! 影山:今回のダンスは、IMAJOとYOFFYにメインをお願いするよ(笑)。 YOFFY:え~っメイン?! 遠藤:IMAJOはこれまでずっとそういうのを逃げてきたから、今回はぜひな。 IMAJO:……番組も10周年を迎えることだし、僕も新しいことしなきゃダメですかね。。。 YOFFY:僕、作曲してても、自分が踊るということを考えると、フッと手が止まるんですよ。 遠藤:でも、YOFFY踊り上手くなったよ。「こいつすげぇ」と思ったもん。 影山:その企画がメインにありまして、他に、ライブとしては、この10年間のアニソンのメドレーをお客さんに投票してもらった曲たちで作ろうかなと思っています。(公式ホームページで投票受付中!)それもカバーになるので、面白くなると思いますよ。もちろん、このメンバーで演奏します。今回は、歴代のパーソナリティたちも登場しそうだし、ゲストも、これからいろいろ決まっていくと思います。来年は放送も11年目に入っていくので、より大きなチャレンジをしていきたいですね!! さらに本日よりアニぱら音楽館の公式ブログがオープン!! 最新情報やスタッフのつぶやき、出演者からの書き込みだってあるかも!? ぜひチェックよろしくお願いします!!! アニぱら音楽館公式ブログ http://blog.excite.co.jp/anion/ ■関連リンク アニぱら音楽館公式サイト(キッズステーション)
by ex_anime
| 2011-01-07 14:18
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