[乙女ゲーム×少年マンガ] 『アルカナ・ファミリア』アフレコインタビュー[謎多きキャラクター・ジョーリィを演じる遊佐浩二さん編]
地中海に浮かぶ小さな島・レガーロ島を舞台に繰り広げられる、タロットカードをテーマにしたイタリアンファンタジー&恋愛ストーリー。“乙女ゲーム×少年マンガ”をコンセプトにしており、恋愛は勿論、アクションも楽しめる作品です。 今回は、ジョーリィを演じる遊佐浩二さんのインタビューをご紹介します!! ――収録を終えての感想をお願いします。 遊佐浩二さん(ジョーリィ役/以下遊佐):ドラマCDで既にご存じの通り、ジョーリィは他の幹部たちとは立ち位置の違った、あまり友好的ではない人なので、ゲーム全編に渡って、そのテイストは残されております。ですので、僕としてはすごく緊張したというか、とても終わらない感のある収録でした(苦笑)。でも、充実した収録でしたね。 ――ドラマCDの収録を終えてからのゲームの収録ということで、何か印象が変わった点はありますか? 遊佐:ジョーリィに関しては、ドラマCDでもゲームでも全く変わらないですね。ドラマCDで演じたまんまの人でした。逆に、デビトとか他のキャラクターについてはちょっと見方が変わったというのはあります。デビトは割といいヤツでしたよ(笑)。ジョーリィが隠し持っているものというのも、僕が思っていたようなストーリーの中で展開しましたので、それはそれで満足しています。 ――デビト以外のキャラクターについてはいかがでしょうか? 遊佐:そうですね…スミレはいい女でしたね、人の嫁でなければ…っていう(笑)。ジョーリィはノヴァやリベルタたちとはあまり絡まないんですよ。どちらかというとパーチェ、ルカ、デビトたちと絡むことが多いので、その辺のキャラクターの方が印象深いです。 ――ドラマCDは主にコミカルな内容でしたが、ゲームはどのような内容でしたか? 遊佐:大筋が1本あって、その周りにサブシナリオが散りばめられているのですが、最終的に全ての決着が着くような状態になって、誰と結ばれるのか…みたいな内容になっています。詳しくはプレイして頂ければ…ここでは詳しくは言えません(笑)。 ――特に印象的なシーンがあれば教えてください。 遊佐:結末に関わることなので、深い所までは言えません(苦笑)。最後の最後にあるシーンなんですが、ダンテとの関わりが、真面目な部分もあるんですけど、思っていたよりも面白くなっていたという所が印象的でした。ダンテのせいだと思います(笑)。 ――ゲーム中での一番のポイントはどこですか? 遊佐:途中で割とショッキングな目に合う人が何人かいるので、そこがポイントですね。僕(ジョーリィ)はショッキングなことをする方です。詳しいことは言えませんが、まぁこういう世界ですから、覚悟してきていることだとは思います(苦笑)。 ――ヒロインについて、どのような印象を持って演じられましたか? 遊佐:ジョーリィの立場からいうと、成長途上だなという感じですね。徐々に見方は変わっていきますけど、僕個人としては、最初はリベルタやノヴァと同じ感じのラインにいる子ですね。そして、スミレの娘です(笑)。性格的には、割と真っ直ぐに育ってきた子だなと思います。ゲームではドラマCDよりも後の時間設定なので、仲間の一人として見ていますね。 ――ジョーリィとの恋愛パートはどのような内容になるのでしょうか? 遊佐:色々な踏み台があってジョーリィに辿り着くんですが、内容的には、彼女がジョーリィの高みまで一歩一歩上ってくるという内容ですかね(笑)。僕よりも下にいた彼女がちょっとずつ上がってきて…という感じです。 ――恋愛パートでのジョーリィはどんな感じですか? 遊佐:優しくないですよ。優しくはしない!そんなのは、子どもたちに任せておけばいいので(笑)、大人チームはみんな優しくはないと思います。ただ、ジョーリィの場合は、努力すれば認めてあげるよという感じですね。「強い意志を見せなさい」と。ジョーリィは大人なので、単に恋愛ごとだけにかまけているわけにはいかないんですよ。それなりのリスクを理解して、自分の人生を生きないとそういうことも考えられないということです。 ――『アルカナ・ファミリア』の設定や「アルカナ・ファミリア」という組織についてはどのように感じましたか? 遊佐:ジョーリィとしては、ようやく形になってきた組織というか…組織が作られてから大分経つんでしょうけど、そこまでの土台を作った人間としては、あまり面倒は見ないんですけど、組織を見守っている感はありますね。色々なことに心を割きながら、レガーロ島の人を守っているという感じです。ジョーリィ的な目線に立つと、まだまだ心配な所もたくさんある組織だなぁと思いながら、見守っている感じですね。 ――ジョーリィはヒロインの父・モンドと一番近しい立場だと思いますが、モンドとの接し方というのはどのような感じでしたか? 遊佐:娘(ヒロイン)よりもモンドとの付き合いが深いと思うので、モンドとその組織のことを一番に考えている感じです。 ――最後にゲーム発売を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします。 遊佐:2011年にお会い出来ているでしょうか?(笑)お会い出来ているはずですね、きっと。ドラマCDから随分経ってしまいましたが、非常にボリュームのある作品になっておりますので、是非、楽しんで頂ければと思います。アクションシーンもありますので、ただの恋愛ゲームではなく、かなりハードな作りになっております。生半可なことではクリア出来ません。それなりのリスクを覚悟して、僕の高みにまで上ってきてほしいなと思います(笑)。
by ex_anime
| 2011-08-29 13:34
| インタビュー
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