『Reprise~下川みくにアニソンベスト~』下川みくに公式インタヴュー文・ 前編>
わたしはアニソン・シンガー?!苦悩を覚える日も… ![]() みくに:当時はアニソン・シンガーになるどころか、アニソンを中心に唄ってるシンガーだという意識さえなかったのが、正直なところなんです。『幻想魔伝 最遊記』のED曲となった『Alone』を唄ったときも、わたしの代表作品にもなった『フルメタル・パニック』シリーズ最初のOP/ED歌となった『tomorrow』や『枯れない花』を唄ったときも、たまたまアニメのテーマ曲を唄うチャンスと巡りあってのことだったので、お話をいただけたことは嬉しかったけど、けっして「アニソン・シンガーになれる」という意識では、まだいませんでしたね。 -----だけど、その頃から発売するシングル作品のほとんどが、アニメ作品とのコラボレートにもなっていました。 みくに:一度きりの出会いじゃなく、ズーッと継続して繋がっていけたのは、すごく嬉しいことだし。本当に感謝の気持ちのみですよね。こうやって作品を並べたときにも、「こんなにもアニメとコラボレートした楽曲を唄ってきてたんだな」と思え、素直に嬉しかったです。 -----今は、アニソン・ナンバーをカヴゥーし作品化する人たちも増えています。もちろん、みくにさん以前にも、アニソンをカヴァーしてた人たちがいたとはいえ、今の流れに繋がるムーブメントの先駆的な存在になった作品が、03年に発売した『Review~下川みくに青春アニソンカバーアルバム~』だった印象を覚えます。当時は、なぜアニソンをカヴァーしようと思ったんですか?? みくに:アニメって、小さい頃誰もがかならず通ってくる道じゃないですか。まして、アニソンは世代を超えて受け継がれているもの。当時のわたし自身が、「カヴァーを演ってみたい」という意識を持っていたことから、「長年唄い継がれていく楽曲をカヴァーしたい」と思い、そこから「アニソンをカヴァーしよう」と決めました。 -----『Review~下川みくに青春アニソンカバーアルバム~』は、けっこう評判を呼びましたよね。 みくに:リアクションは、ホント大きかったですね。でも、当時は当時なりにいろいろ葛藤する思いもありました。と言うのも、あの頃のわたし自身が、アニソン・シンガーという意識でカヴァーしたわけではなく。一人のシンガーが表現したい手法の一つとして、アニソンを取り上げたという意識だったからなんです。そのせいもあるのか、外からも「中途半端にアニソン・シンガーをしている」という声が聞こえてくることもありました。そういう反響もあったからか、当時のわたしは、「歌を通し自分を表現したいだけなのに、どうすればいいんだろう」と迷ったり。だけど、その後も『Mikuni Shimokawa Remember ~青春アニソンハウスアルバム~』を出したり。発売するシングル作品とアニメ作品がコラボレートし続けていたこともあって、「アニメの曲がうんぬんではなく、とにかくわたしは、良い曲を必死に届けていく。それが大切なんだ」という意識に、次第に変わっていったんですね。そこからは、より積極的にアニメ作品との関わりを求めていくようにもなりました。 -----その意志がより明瞭に伝わり始めたのか、今や海外からも多数のリアクションを得るまでに、その名前が広がってますもんね。 みくに:よく海外の方からメールをいただいたり。YOUTUBEでも、その国の言葉にタイトルを変えながら、タイアップ先となった作品とわたしの歌が紹介されてたり。12月23日に台湾で初ライブを演ることも決まったんですけど、それだって台湾のファンの方々からのリアクションが大きなきっかけになってますし。せっかく芽生えた輪は、これからもズッと大切に繋ぎ続けていくつもりです。 アニソン・カヴァーを発売した、真実(動機)を語る!! -----これまでに2枚のアニソン・カヴァー・アルバムを発売してきたみくにさんですが、オリジナル歌を、いかに自分色に染めてくかって、けっこう大変な作業じゃないですか?? みくに:そうなんですよぉ。ましてわたしがカヴァー作品を作ろうと思ったとき軸に据えていたのが、「誰もが知っている、語り継がれる名曲たち」という想いでしたから。選んだ楽曲も、『ガンダム』シリーズや『エヴァ』関連など、誰もが知っている歌ばかりなんです。それくらい原曲の印象が強かっただけに、正直不安もあったし。もちろん、原曲を超えることなど不可能なのはわかっていたんですけど。わたしなりに一生懸命自分の色を出しながら歌ったら、「下川バージョンも好きです」という声をいろいろいただくことが出来たんです。それが、ホント嬉しかったですね。 -----当時は、どんな感じで楽曲のセレクトを進めていたんですか? みくに:たくさんの人たちに影響を与え、今でも唄い継がれてる楽曲たち。と言っても、その括りだけでも膨大な数ですけど(笑)。たとえば『みゆき』のED曲だった『想い出がいっぱい』なら、「わたしも中学校の合唱コンクールのときに歌ったなぁ」なんて記憶があったり。『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の映画主題歌『愛・おぼえていますか』だったら、ビデオで観て感動を覚えた記憶があったりなど。スタッフさんたちも含め、「これはどう?!」「これかな!!」とディスカッションをしながら、いろいろと決めていきました。今回アニソン・カヴァーのベスト盤を作るときにも、発売した当時のリアクションや想い出なども加味しながら選んでいきましたし。もちろんわたし自身の歌ってきたアニソン・ナンバーたちからも、下川みくにというシンガーが歩んできた足跡が見えてくると思います。 『Disk 1』収録曲の想い出・既発歌編 -----せっかくなので、何曲か楽曲の想い出話や、収録したエピソード話などをお願いできますか? みくに:『名探偵コナン』のED曲として流れていた『願い事ひとつだけ』は、~~~中編に続く。 TEXT:長澤智典 話題のJ-POP流アニソンカヴァーアルバム「Review~青春アニソンカバー~」と「Remember~アニソンハウスアルバム~」を一枚にコンパイル。さらに下川みくに自身のアニソンベストとの2枚組みによる永久保存版は世界同時発売!! ![]() 『Reprise~下川みくにアニソンベスト~』 下川みくに 発売日:12月19日(水) 品番:PCCA.025950 発売元:Flight Master / PONYCANYON 価格:¥3,150(税込み) (以下Disk 1の歌のクレジットは、オリジナル・シンガーになっています。 作品では、下川みくに自身が歌っています) 【Disk 1】 1 水の星へ愛をこめて 作詞 売野雅勇 作曲 SEDAKA NEIL 編曲 Koma2Kaz 作品『機動戦士Zガンダム』主題歌 歌:森口博子 2 魂のルフラン 作詞 及川眠子 作曲 大森俊之 編曲 Koma2Kaz 作品『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版DEATH&REBIRTH』主題歌 歌:高橋洋子 3 悲しみよこんにちは 作詞 森雪之丞 作曲 玉置浩二 編曲 吉川慶 作品『めぞん一刻』主題歌 歌:斉藤由貴 4 願い事ひとつだけ 作詞/作曲 小松未歩 編曲 Koma2Kaz 作品『名探偵コナン』ED 歌:小松美歩 5 想い出がいっぱい 作詞 阿木耀子 作曲 鈴木キサブロー 編曲 上杉洋史 作品『みゆき』ED 歌:H2O 6 残酷な天使のテーゼ 作詞 及川眠子 作曲 佐藤英敏 編曲 鈴木"Daichi"秀行 作品『新世紀エヴァンゲリオン』OP 歌:高橋洋子 7 輪舞-revolution- 作詞 奥井雅美 作曲 矢吹俊郎 編曲 ats- 作品『少女革命ウテナ』OP 歌:奥井雅美 8 ETERNAL WIND ~ほほえみは光る風の中~ 作詞/作曲 西脇唯 編曲 h-wonder 作品『機動戦士ガンダムF91』ED 歌:森口博子 9 愛・おぼえていますか 作詞 安井かずみ 作曲 加藤和彦 編曲 日比野元気 作品『(映画)超時空要塞マクロス 愛・おぼていますか』主題歌 歌:飯島真理 10 KUJIKENAIKARA! 作詞 有森聡美 作曲 奥井雅美 編曲 鈴木"Daichi"秀行 作品『スレイヤーズ』ED 歌:林原めぐみ・奥井雅美 11 そばかす(新録音) 作詞 YUKI 作曲 恩田快人 編曲 中西亮輔 作品『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』OP 歌:JUDY AND MARY 【Disk 2】 1 Alone 作詞 六ツ見純代 作曲/編曲 ab:fly 作品『幻想魔伝 最遊記』ED 2 tomorrow 作詞/作曲 下川みくに 編曲 ab:fly/中山信彦 コーラスアレンジ Something ELse 作品『フルメタル・パニック!』OP 3 枯れない花 作詞 小林夏海 作曲/編曲 ab:fly 作品『フルメタル・パニック!』ED 4 all the way 作詞 何茶李 作曲/編曲 Sin 作品『キノの旅』OP 5 それが、愛でしょう 作詞 下川みくに 作曲/編曲 Sin コーラスアレンジ 吉田久美子 作品『フルメタル・パニック?ふもっふ』OP 6 君に吹く風 作詞 何茶李 作曲/編曲 Sin 作品『フルメタル・パニック?ふもっふ』ED 7 南風 作詞/作曲 浅田信一 編曲 西川進 作品『フルメタル・パニック! The Second Raid』OP 8 もう一度君に会いたい 作詞 下川みくに 作曲 Gajin 編曲 西川進 ストリングスアレンジ 梶浦由記 作品『フルメタル・パニック! The Second Raid』ED 9 Bird 作詞/作曲 下川みくに 編曲 Sin 作品『(劇場版)キノの旅 病気の国-For You-』 10 藍色の空の下で 作詞/作曲 浅田信一 編曲 Sin 作品『はぴはぴクローバー』ED 11 Life(新録音/オリジナル曲) 作詞/作曲 下川みくに/ 編曲 松ヶ下宏之 ![]() 日本・台湾同時発売を記念して、日本と台湾でのライブが決定しました! ●MIKUNI SHIMOKAWA FIRST TAIWAN LIVE"Reprise" 12月23日(日) 台北 The WALL 開場19:30/開演20:00 【チケット代】前売1200元/当日1500元(整理番号付・オールスタンディング) 【チケット発売日】12/1(土) ※お一人様4枚までの販売 ※日本での販売はございません。 ●2008年1月には日本でもツアーを行います。 Mikuni Shimokawa Live 2008 Reprise"あなたとタ~イムスリップ"2008年1月25日(金) 渋谷BOXX OPEN18:30/SART19:00 (問)ドライブミュージックチケット係03-5433-7377 2008年1月27日(日) 名古屋SPIRAL OPEN17:30/START18:00 (問)サンデーフォークプロモーション052-320-9100 2会場共通 【チケット代金】\4,500(税込・オールスタンディング・D別) 【一般チケット発売】12月15日(土) プレイガイドでの発売を予定 【オフィシャルHP】
by ex_anime
| 2007-12-14 10:28
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