清浦夏実インタヴュー
アニメ「狼と香辛料」のオープニングテーマに起用中。 清浦夏実が語る、2ndシングル『旅の途中』について。。 ![]() -----清浦さんが芸能界へ入ったきっかけから、まずは教えてください。 清浦:きっかけは、スカウトでした。芸能界に興味はあったんですけど、「絶対なりたい!」という強い意志があったわけではなく、「面接に行って合わなかったら辞めちゃえばいいや」くらいの軽い気持ちでお話を聴きにいったら、所属が決定。中学一年生の春頃から、この仕事を始めるようになりました。 -----これまでに、ドラマ「美少女戦士セーラームーン」の木村桃子役や「3年B組金八先生」第7シリーズ大胡あすか役など幅広い役柄を演じてきました。 清浦:元気な役柄から、意地悪な子まで(笑)。いろんな役柄を演じられるのって、楽しいですね。普段のわたしは、とにかく元気な性格っ!!そのせいかはわかりませんけど(笑)、今は割と自分の性格に似た明るい役を演じることが多いですね。 -----清浦さんが感じる、「演技の魅力」とはなんですか? 清浦:いろんな人たちと一緒に、その物語を作り上げていくところです。それは、音楽も一緒だと思います。いろんな人たちの演奏が重なり、一つの楽曲になっていく。演技も歌も、みんなで一つのものを作り上げていくところに、わたしは魅力を感じています。 ずっと歌も好きだったんですけど、デビュー以来演技を中心に活動を続けていたので、「歌いたい願望」を心の奥底に秘めていました(笑)。もちろん、演技は大好きですっ!! ---------その念願の歌のお仕事の話がきたとき、どう思いましたか? 清浦:「CDを出せるんだ」と、素直にそう思いました。わたし、デビュー以来ズッと女優中心の活動を続けてましたから、「唄う機会はないかも」と勝手に思い込んでいたんですね。だからこそお話をいただいたときは、本当に嬉しかったんです。 レコーディングにはオケ録りから立ち会いました。自分の名前で唄う以上、すべての行程をしっかり観たかったし、知っておきたかったんです。実際にレコーディング風景を目の当たりにすることによって、「自分の楽曲ができあがってくんだ」という実感を強く持てたのは、嬉しいことでした。 ![]() -----2月6日に発売となる2ndシングル『旅の途中』。この楽曲は、アニメ「狼と香辛料」のオープニング歌として流れています。最初に、楽曲を聴いたときの印象から聴かせてください。 清浦:初めて吉良知彦さんの手がけた楽曲を聴いたとき、「ドラマチックな、でも民族音楽っぽい要素を持った曲だな」と思いました。レコーディング段階では「狼と香辛料」に対する知識はそんなになかったので正直、「何処まで想いを汲み取って唄えるか」という心配はあったんですけど。楽曲を聴いてるうち、自然と頭の中に「果てしなく続く青空の下、バーッと遠くまで広がっていく麦畑の風景」が浮かんできました。そんな美しい田園風景の中を、主人公たちが旅を続けていく。「その姿を第三者的な視点で見つめながら語りかけるよう」な気持ちで、この『旅の途中』を唄いました。 唄い終わったあとに原作本を読んだときにも、「あ~、あの歌詞のこの部分に、このシーンの想いを書いてたんだ」と、物語の内容と感情が繋がったり。オープニングの映像と歌が重なりあったときも、お互いがピッタリ寄り添っていたから安心しました(笑)。 -----歌詞に対する印象や、好きなフレーズがあったら、それも教えてください。 清浦:原作本の中には、つらい旅の風景も出てきますけど、小峰さんの歌詞には、「旅って、けっしてつらいものではなく、楽しい未来が待ってるものなんだよ」という想いが綴られていたんですね。わたしもその気持ちにすごく共感を覚えていたように「この旅の先には素敵なゴールが待ってるはず。だから、希望を持って前に進んでいこう」という想いを胸に歌いました。 ちなみに好きな歌詞は、「高く空まで飛んで/三日月になる/ハッカ色の星はきっと/涙のかけら」という部分です。 アニメ「狼と香辛料」に寄せて・・・ ![]() 清浦:狼少女のホロと行商人ロレンスの会話の駆け引きは、ホント面白いですね。あと、ホロの心の内側が見えてきたときにも、共感を覚えました。 -----『旅の途中』の中には、物語とリンクした想いもいろいろ入ってますしね。 清浦:そうなんです。原作本を読んでる方ならとくに。読んでない方でも、物語が進むごと「狼と香辛料」の世界観と歌がリンクしていくから、聴いてて楽しくなると思います。 -----あらためて、『旅の途中』の魅力を語ってもらえますか? 清浦:この曲は、とても希望を持った歌。空から光射してくようなイメージを持ちながら聴いてもらえたら嬉しいですね。きっと、聴いた人の背中を押してく歌であり「狼と香辛料」という作品の、良いスパイスにもなっていくと思います。またC/Wに収録した『約束のうた』も、「狼と香辛料」の挿入歌として、こちらも物語とリンクした歌になっています。もちろん一粒(1曲)ごとに、だいぶスパイスも効いてますから(笑)。 清浦夏実…じつは、アニメ好き!? ![]() -----「スケッチブック~full color's~」「狼と香辛料」と、 アニメ作品のテーマ曲が続きますが、歌を始めて、いろいろ気持ちに変化も出てきましたか? 清浦:前作も今回も、すごく素敵な楽曲を歌わせていただけたことが、本当に嬉しいんです。それと、自分が小さい頃に好きで観ていたアニメの声優さんに、現場でお会いできたことも嬉しかったですね。 -----小さい頃は、どんなアニメを観てました? 清浦:「美少女戦士セーラームーン」や「カードキャプターさくら」とか。わたし、坂本真綾さんや牧野由依さんのお芝居はもちろん、歌も大好きで普通に唄えちゃうくらいなんです。『旅の途中』のレコーディングのときにも、作曲/編曲を手がけてくださった吉良知彦さんに、「わたしの好きな『十二国記』の曲調と『旅の途中』が似てて、大好きなんです」と言ったら、じつはテーマ曲などの作曲/編曲を手がけたのが吉良知彦さんだと、あとで知ったなんてこともありました(笑)。 -----役者として活動している清浦さんだけに、声優への興味もありありですか? 清浦:やっぱり軸にあるのは役者なので、やってみたいですね。一度、アフレコ現場を覗かせていただいたことがあるんですけど。演技は仕種や間などでカバーできる面もありますが、声優さんは声だけで、しかも絵のタイミングに合わせて演じなきゃいけないですよね。すごく難しそうでしたけど、とても興味を持っています。 -----最近、ブログも始めたそうですね。 清浦:今年1月からなんですけど、ブログをスタートさせました。お仕事の感想や裏話、わたしのプライベートまでスッポンポンな状態で書いていますので(笑)、清浦夏実のことを知りたい方は、ぜひチェックしてください。わたしの近況関係もいろいろお知らせしてくと思いますから。 TEXT:長澤智典 ![]() 2.6 リリース 清浦夏実 「旅の途中」 作詩:小峰公子 作、編曲:吉良知彦 VTCL-35013 ¥1,050(tax in) 発売元:flying DOG/JVCエンタテインメント ■リンク先清浦夏実公式ブログ 「狼と香辛料」DVDシリーズ4月2日(水)よりリリーススタート! ©支倉凍砂・メディアワークス/「狼と香辛料」製作委員会
by ex_anime
| 2008-02-04 09:57
| インタビュー
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Comments(1)
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