「カンノヨーコpresents マクロスFギャラクシーツアーFINAL at パシフィコ横浜」ライブレポート!!
「カンノヨーコpresents マクロスFギャラクシーツアーFINAL at パシフィコ横浜」 出演:中島愛(めぐみ)、May'n(メイン) 他 日時:2008年10月13日(日・祝)16:30開場 18時開演 場所:パシフィコ横浜 国立大ホール ■ライブレポート カンノヨーコpresentsマクロスFギャラクシーツアーFINAL シェリル・ノームstarring May'n ランカ・リー=中島 愛 at パシフィコ横浜 7月に東京・大阪で行われた公演に続く、二度目の「超時空ライブ」。ランカ・リー=中島 愛のデビュー公演という意味合いが含まれ、序盤はアイドルイベント的な雰囲気もあった前回。だが今回は最初から最後まで、シェリル・ノームstarring May'nとランカ・リー=中島 愛の二人が、シンガーとしての魅力を最大限に発揮した、熱く、かつ心地よい緊張感に包まれたライブとなった。 期待が高まる中、場内の灯りが落ち、『マクロスF』のラストシーンの映像が巨大スクリーンに映し出されて、ライブはスタート。EX-ギアで大空を気持ちよさそうに飛ぶアルトを、シェリルとランカが見上げている、あの名シーンだ。となれば1曲目を飾るのはもちろん、最終話のEDとして使われた二人のデュエットによる「トライアングラー」。ステージに飛び出してきたシェリルとランカに大きな歓声が上がる。 そして、続く2曲目では惜しげもなく、クライマックスの最終決戦を盛り立てた「娘々サービスメドレー」が披露される。次々と曲を繋いで歌っていく二人の姿に圧倒されつつも熱狂するオーディエンス。途中、ピアノを弾く菅野よう子が手を挙げて挨拶した場面では、会場が大いに沸いた。 引き続き、ライブはそれぞれのソロパートへ。ここでは、第2期OP「ライオン」の中で描かれた印象的な構図が、重要なキーとなった。それは、鏡越しに見つめ合うランカとシェリル。ランカからシェリルへ、シェリルからランカへ、ソロ曲がバトンタッチされるたびに、ステージのスクリーンには「ライオン」に出てきた鏡が大きく映し出された。 ランカがステージ前方で歌っている時は、シェリルはスクリーンの裏に回り、シェリルが歌う時はランカがその場所に立つ。つまりは、相手が歌う姿を鏡の中から見守っているという構図がステージ上で表現されているのだ。シェリルとランカがどれだけお互いを尊重し合って、シンガーとして成長してきたかを知る『マクロスF』ファンにとっては、二人の固い絆を改めて知る見事な演出だった。 ランカのソロ曲は、大きく二つに分けることができる。まずは「星間飛行」「私の彼はパイロット」「ニンジーン loves you yeah!」「ねこ日記」などの、アイドルらしいかわいい 曲。「私の彼はパイロット」では、スクリーンに映し出されたバルキリーがランカとともにダンスし、これには二階席で見ていた河森正治総監督らメインスタッフも手を叩いて喜んでいた。 その対極にあるのが、「アイモ O.C.」「愛・おぼえていますか~bless the little queen」といった、ランカの歌声が戦闘に利用された曲たち。中島愛の可憐な歌声にノイジーな演奏が重なり、オーディエンスは不気味な威圧感に包まれた。『マクロスF』の世界観を余すことなく伝えるために、これらの“コワイ曲”もしっかりとセットリストに組み込まれていたというわけだ。 一方、菅野よう子が「泣き声が素晴らしい」と絶賛するシェリルことMay'n。序盤では、「Welcome to My FanClub's Night」「ノーザンクロス」「射手座☆午後九時 Don't be late」を、激しいダンスとともに続けざまに熱唱。また、中盤ではランカ曲の「アイモ」をアカペラでカヴァーしたり、「インフィニティ」ではステージに倒れ込みながら歌うなど、情熱的で、時に悲哀に溢れたパフォーマンスを披露した。オーディエンスの心を揺さぶるその歌声は、さすが〈銀河の妖精〉。第20話での、シェルターに避難した人々の中で歌うシーンを彷彿とさせた。 アンコール前のラスト曲は「トライアングラー」をベースにした、このライブでしか聴けない新たなメドレー。熱烈なコールに応えてのアンコールではデュエットによる「星間飛行」で、ランカとともにシェリルまで「キラッ☆」のポーズを決め、会場が一体となって盛り上がった。 そして美しすぎるエンディングがやってくる。ステージを降りた菅野よう子が観客の間をぬって、1階席後方に置かれたもう1つのピアノに移動し、「SMS小隊の歌~あの娘はエイリアン」の伴奏を弾き始める。歓声とともに、会場全体が大合唱。途切れることなく続くピアノが「蒼のエーテル」を奏で始めると、1階後方からシェリルとランカがピアノのそばに登場し、二人向かい合ってのデュエットとなった。 曲は途中からシェリルの「ダイアモンド クレバス」とランカの「蒼のエーテル」が混じり合うという、夢のような展開に。誰もいないステージのスクリーンには、二人の歌姫の姿が大きく映し出され、会場全体が幻想的な風景になり変わる。そして、全曲を歌い上げたシェリル&ランカの晴れやかな表情とともに、2時間半を越えるライブが幕を閉じたのだった。 関連記事 「カンノヨーコpresents マクロスFギャラクシーツアーFINAL at パシフィコ横浜」出演者コメント!!
by ex_anime
| 2008-10-24 10:24
| インタビュー
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