大人気アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」のエンディングテーマを飾る、超イケメンで話題の森翼のインタビューが到着!!-前編-
2008.11.19 Release 森 翼 2nd Single「すべり台」 ポニーキャニオン PCCA.02789 ¥1,260(税抜価格¥1,200) 1.すべり台 *テレビ東京系アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」エンディングテーマ 2.つながる合言葉 *大阪経済大学イメージソング 3.ガラクタ 4.すべり台(Inst.) 5.つながる合言葉(Inst.) オフィシャルHP (C)天野明/集英社・テレビ東京・リボーン製作委員会 2ndシングル『すべり台』が、「家庭教師ヒットマンREBORN!」のエンディングテーマとして放送中! 今年5月にシングル『雨傘物語/オレンジの街』を発売し、デビュー。7月に公開になった映画「愛流通センター」では主題歌の担当と同時に、役者としても活動を始めた森翼。11月19日に発売となる2ndシングル『すべり台』は、人気アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」のエンディングテーマとして現在放送中。"REBORN!"人気も加味され、一気に話題の存在としてクローズアップされ始めた森翼。そんな彼の素性を、ここで紹介しよう。 TEXT:長澤智典 「自分を見つめるため、自分探しの旅に出よう」。そう思ったことが、すべての始まりでした。 -----翼さんのプロフィールには、「中学3年生のときに家出をし、音楽と出逢った」と記してあります。これって、一体どういうことなんですか?? 翼:よくドラマや映画の中であるじゃないですか、「自分を見つめるための旅に出る」みたいな話が。僕自身、そんなマイナス思考でもなかったんですが。ただ、「なんか毎日がつまんないなぁ」「なんか格好いいことをしてみたいよなぁ」という気持ちだけは、心の中にズッと燻っていたんです。 そんな中学3年生のとある日のこと、「自分探しの旅に出よう」と強く思い始め。その気持ちを、まず親にぶつけたんですよ。当時は、そんなことを言いながらも、きっと親は「危ないからやめとき、家にいなさいよ」と止めてくれると思っていたんですけど。あっさりと、「じゃあ今から行ってきな」って。なんかそこまで言われたら家を出ていくしかないじゃないですか。後々親も、「ホンマは心配やったけど、本人の意志を大切したいじゃない」と言ってましたけどね(笑) -----なんとも理解のある親じゃないですか(笑) 翼:そうなんですよ(笑)。そんな流れから家を出まして。でもまだ中学生ですから、お金だって持ってないし、アルバイトだってできなかった。そこで思い付いたのが、「路上でギターを抱え、ギターケースを広げていれば、道行く人はお金を入れてくれるだろう」ということ。さっそく中古楽器屋さんに行ってアコギを購入し、実際に路上へ立ったんですが。ギターなんてそれまで一度も弾いたことないから、まったく弾けないわけですよ。 -----なんて無謀なことをしてたんですか(笑) 翼:無謀ですよね(笑)。当時、中学生がストリート・ミュージシャンを演るというのは、すごく珍しかったみたいで。音楽好きな人たちがいろいろ寄ってきては、声をかけてくれるんですよ。でも、まったくギターを弾けないでしょ。だからよく「弾かれへんのに、なんでそんなとこにおるの?」と言われたり。「俺が教えたろか」と優しい声をかけてもらったり。賛否の声がいろいろありながらも、いろんな人たちとの交流が産まれ始めました。そこから本気で音楽へと向き合い、ギターも弾けるようになり、みずから創作も始めたりなど、ストリート・ミュージシャンとしての基盤を作りあげていくようになったわけなんです。 -----高校時代の夏休みには、大阪-東京間や大阪-山口間をヒッチハイクをしながら、ストリート・ライブを演っていたそうですね。 翼:その頃には、5歳年上の幼なじみのお兄ちゃんと一緒に2人組として活動。そのときも、家出をした中学時代と同じ気持ちになり、今度は2人で、路上演奏して稼いだお金で旅をするという行動を、高校生だったこともあり、夏休み限定でやりました。あの頃の移動は、もっぱらヒッチハイク。雨の道路上で6時間車を待ってたり、泊まるところもなく野宿をしたり。トイレで身体を洗ったりなども経験。でも当時は、それが格好いいと思っていたよう、全然苦じゃなかったんです。むしろ、その旅を通し、いろんな人たちとの出会いや、人の愛情を感じる経験を多く積めたことから、逆に「演って良かったな」と今でも思ってます。 失恋の中から産まれたのが、1stシングルの『雨傘物語』。 -----1stシングル『雨傘物語』、2ndシングル『すべり台』ともに、"失恋"がテーマになっています。 翼:初めて大きな失恋を経験したときに、「何、この気持ちは?!」「初めてだよ、こんな想いに胸が痛むのは…」という感情を覚えたんです。その、どうしようもない、やり場のない気持ちを何処へぶつければいいのか…。そのときに、「こんだけ強く感情が揺れてるのなら、それを曲にしよう」と思って書いたのが、『雨傘物語』でした。 それまでは、何処か格好つけた想いの歌が多かったけど。『雨傘物語』を書いたとき、「本当に自分の吐き出したい想いを歌にすることができた」「ホンマ素直な自分を歌に出せた」という強い手応えと、そういう曲を作れたことへの自信を持つことが出来たんです。そうやって「伝えたい想いがあるから唄うんだ」という実感を得たことが、僕の創作面での意識を大きく変えていきました。 -----『雨傘物語』は、翼くんの中でも大きな転機となった楽曲だったんだ。 翼:そう。僕が本気で「歌で生きていこう」と思うきっかけをくれた『雨傘物語』という歌だからこそ、プロとして羽ばたく最初の一歩目としても選んだわけなんです。 -----失恋って、一つの経験からたくさんの想いを生み出していくからね。 翼:一つの失恋という経験から、何十曲と産まれてきますよね。それは失恋に限らず、他の想いでも、そう。強烈な感情であればあるほど、そこからいろんな楽曲が僕の場合は産まれていくんです。 失恋は、しなくて良いのならしたくありませんからね(笑) -----『すべり台』もまた失恋の歌。でも、けっしてどっぷり刹那さに浸った内容では無いよね。 翼:『雨傘物語』は、本当に失恋したときに作った楽曲だったんですが。この『すべり台』は最近作った曲、失恋ソングと言うよ「別れ際のシチュエーション」を舞台にした、しっかり前を向いてる歌という意識なんです。 確かに"別れ際" という状況設定だけに、切ない言葉がいろいろ並んでますけど。けっして、聴き終わったあとに肩を落とすような歌ではないですし。むしろ聴いたあとスカッとしつつも、その中へちょっと刹那さが残る、開放的なメロディと歌詞の世界とのギャップが面白い歌になっています。 -----この『すべり台』、歌始まりというところに心地好いインパクトを覚えました。 翼:歌始まりって、なんか印象深さを出していきますよね。この歌でこだわったのが、言葉の描写なんです。「ひらひらひら」「ゆらゆらゆら」「きらきらきら」など、あえて繰り返しの言葉を一文字多くしているのも、それだけ、想いが深いからなんですよ。 -----個人的に好きなのが、♪別れを知って強くなるらしい/これ以上強くならなくてもいい♪という詩の一節。 翼:楽曲自体がアップテンポで前向きさを抱かせるメロディなので、あえて歌詞では「強がらず、素直に思ってる感情を綴ろう」と、女々しさを持った。でも、実際に感じている想いを記しました。 確かに、いろんな経験を重ねたほうが、より人を大事にしていける気持ちが強くなっていくんでしょうけど。失恋って絶対につらい経験だし、しなくて良いのならしたくありませんからね(笑) ~後編に続く~ 関連記事 大人気アニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」のED曲を飾る、森翼のインタビューが到着!!-後編-
by ex_anime
| 2008-11-22 11:22
| インタビュー
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